神戸の須磨区に存在する板宿模型店は実に不思議な模型店です。
一見ご覧のとおりの古い昭和の模型店なんですが、80年代のガレキブームではガレキを扱い、90年代のフィギュアブームでは吊るしのフィギュアも売り、その結果、過去四十年ほどの模型の歴史がむき出しの地層のようになった異常なムードの店になっています。
さて、昨日はそんな板宿模型店で化石探索して参りました。
バンダイ(旧イマイ)1/72リガード
今気づいたけど、綴りはREGUL"T"なんだね。
店頭のワゴンに長年放置されており、風雨にさらされ箱がベッコベコ。
処分価格1,000円は嬉しい。
なんたって旧イマイ製品は現代の目で見てもモールドがシャープ。こんな彫りの深いメリハリの聞いたパネルラインのキットは、最近のガンプラでもありませんぜ。
ロボチェンマン・ジャンブーガラット
勝川克志風イラストも可愛いですね。後ろの方にデナン・ゾンそっくりの敵ロボが居てドキッとしますな。もちろんこちらの方が先であります。こちらも店頭のワゴンの処分品380円。ちなみにこのワゴンには同シリーズのカミーグもありました。ウラシマンのアカデミアやマグナポリス38なんかも売ってて頭がクラクラしてきますぞ。んでもって、最後はいきなり現行品
レジェンドBB ナイトガンダム
ちょうど入荷してたところだったのでついでに購入。
パッケージはお馴染み今石画伯。
こらこらキノ、いたずらはやめなさい。
パーツ数もボリュームも多くて、普段Ma.K.作ってる身からすると
「これで1,000円!?」とびっくりすること請け合い。
またパーツの精度もモールドもびっくりするくらい良い。
実は先日Twitterで今石画伯に「ナイトガンダム作る宣言」してしまったので
必ず完成させます。大人気ない奴作るぞ〜。
この写真1枚でロボチェンマンのガラットを買ったことがわかった
くにやん(klr250)はおかしいと思います。
タミヤの包み紙がノスタルジックですね。個人店舗が次々と閉店していくなか、こういう「宝探し感」のある店は貴重だなぁ…なんて思います。中古屋にも無い感覚ですよね。
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最寄り駅
神戸市営地下鉄 板宿駅
山陽電鉄 板宿駅
神戸にお越しの際は是非板宿模型店を訪れてみてください。無愛想な店主も含めて楽しめると思います。