2012年7月30日月曜日

WF2012夏で「フルアクション エディ・アムゼルご購入の皆さんへ」

この度は、フルアクション エディ・アムゼルをご購入いただきありがとうございました。しかし、今回2012年WF夏販売分の11個にパーツ梱包の不足が見つかりました。
まことに申し訳ございません。

不足していますのは、小型の透明なボールジョイントです。
本来4個封入するところを2個しか封入しておりませんでした。

本来は小型ボールが4つ必要


つきましては、至急パーツを送付致しますので、パッケージに記載のメールアドレスにご住所とお名前をご連絡下さい。

重ね重ねお詫び申し上げます。



I'm sorry everyone. There is a shortage of parts to be sold at Wonder Festival 2012 summer "full action Eddie Amuzel"

Two ball joints do not have enough.

To e-mail address stated in the package, please contact your name and address. We will send the parts in a hurry.

2012年7月17日火曜日

横山オサム東へ#1 "- WildRiver’s World 円形劇場 -"

無事に新しい職場が決まり(またゲーム屋です)、三ヶ月に及ぶ放蕩生活を終わらせることになりました。

仕事が始まると、なかなか時間が作れなくなりますので、今のうちに行きたい所に行かないとね…っと7/12(木)〜13(金)とジオラマ作家の荒川直人さんの個展と東京都現代美術館で開催されている庵野秀明館長特撮博物館に行って参りました。




WildRiver荒川直人ジオラマ作品展




最終日7月12日(木)16:00頃に会場に到着。
平日なのにお客さんは多く、18:00頃からは会社帰りのサラリーマンの方々が次々に来場、閉会のギリギリまで人がごった返していました。



今回の作品展、流石は荒川さん。ライティングが凄く練りこまれているんですよ。写真が下手くそな私でもこのかっこ良さですから。

荒川さんと言えば通称ジャングルマスター。

この作品で透明粘土の「すけるくん」買いに行った人も多いでしょ?





荒川さんの作品の多くは、二冊の作品集に収められているのですが、氏の作風「円形劇場」はその名の通り視点を360度回すことによって得られるダイナミックなレイアウトの変化が見所です。だから実物で見る事が出来る今回の展示会はまさにファン待望なのでありました。


これまでも、静岡のホビーショウでの展示やショップのショーケースで見る機会はあったわけなんですが、今回はいろんな視点で楽しむことが出来るように作品レイアウトも練りこまれており、モノによっては回転台の上に設置され、来場者が自由に廻して見ることが出来るようになっていました。


このように、360度いろんな箇所に作品を見るポイントが仕込まれていて、様々なドラマが目の前に現れます。どこかテーマパークのような作風でもありますね。




このジオラマは伊500のドックジオラマなんですが、立体構成が凄く巧み。

クレーンの配置が生む空間構成

巧みに仕込まれた「遠景」と「近景」

作業船の波しぶきによる動きの表現、切り取られた時間。



実は横からは海底が見えるんですよ。艦船に興味が無い人でも「あ、おもしろい!!」って思わせる仕掛けがいっぱいなんです。



今回ショックだったのは、「クリーチャー造形家」としての荒川さんの一面でした。ジオラマビルダーとしての凄さは重々承知していただけに、驚きでした。

スカルピーの地色を活かした透明感のある仕上がり

実にシャープなディテール。




荒川さんはカバージャンルが本当に広くて、スケールものからアニメメカ、果てはゾイドに武装神姫までですからね。ジャンルモデラーがある種持ってるコンプレックスや他ジャンルへの偏見が全く無いんですよ。

それにしても、個展に向けての荒川さんの自分と周りを盛り上げていくエネルギーは本当に凄いですね。会場でもひっきりなしに声をかけて、作品の解説をされていました。僕みたいな人にも声をかけてくれますから。展示会っていうパッケージ含めて尊敬出来る人だなって思います。

あ、そうそう。荒川さん今度のMa.K.関東展示会には新作出してくださいね〜。新作楽しみにしております(笑)。

作品を覗きこむためにしゃがむ人々…



私がスタッフとして参加しています、Ma.K.神戸展示会の公式ブログhttp://kobetenjikai.blog.fc2.com/がスタート。
開催日は12/23〜24の予定。詳しくはリンクを参照してくださいませ。

http://kobetenjikai.blog.fc2.com/http://kobetenjikai.blog.fc2.com/






2012年7月12日木曜日

Zionel Westen bis. ワンフェス2012夏アイテム公開

Zionel Westen bis.の公式サイトを更新

ワンダーフェスティバル2012夏(7/29)用
販売アイテムを公開しました。


私の新アイテムはジェリカンおじさん。
関節のリボ球があまり確保できませんでしたので、
エディくんともども、生産数は少ない予定です。

お買い求めはお早めに。

…と煽ってみたりして(笑)




シェンケルの再販については
からの委託販売となります。

こちら¥47,000と前回より価格アップしておりますが、
なんと一部パーツをメタル化
足回りが丈夫になっているそうです。

ただ、WF当日に生産が間に合わない可能性がありますので
その際はご了承下さい。


さて、まだ原型も生産も完了してませんので
急ピッチで進めるぞ〜。

っと作業に集中するはずが本日から私は東京入り、
もちろん



これの最終日に行くのであります。

2012年7月8日日曜日

沖縄紀行#6 "さらば沖縄"

さらば沖縄

さて、二泊三日の沖縄旅行が終わります。
観光的にもオタク的にも随分楽しめましたね。

あ、沖縄に来てまだ体験していない食べ物がありましたよ。
そう、ルートビア。


那覇空港のA&W

A&W通称「エンダー」
ルートビアのブランドとして知られるA&Wですが、こういうマクドナルド的なハンバーガーショップもやっているのですね。あいにく私が今回訪れた場所にA&Wは無かったんですが那覇空港にはありますので、沖縄最後の食事という事で立ち寄る事にしました。

A&Wのメニュー

メニューは普通のハンバーガーショップです。ロコモコの弁当なんかもあります。

ビッガーチーズバーガーのセット

ボリュームのあるバーガーはもちろん美味しい。ポテトはカーリーフライというクルクルっとしたタイプのものが選べます。ポテトの味付けはスパイシー。写真中央のビールジョッキに入っているのがルートビア。ちょっと見るとギネスみたいなビールかな?って思うかもしれませんが、ハーブ風味のコーラ風の炭酸ジュースです。味は…慣れると美味しいかな(笑)?話のネタに飲むくらいの気分で頼まないと怒り出す人がいるかもしれないなぁ(笑)。不思議なのはお代り自由なのにS・M・Lのサイズ指定があるんですよね。


爆音の正体

A&Wで食事を取っていると、突然爆音が鳴り響きました。窓の外を見ると戦闘機が低空飛行!!どうやら米軍機のようです。

首里城近くで出会ったエピソードもそうですが、楽しい沖縄旅行にも戦争の影が時折顔を覗かせます。沖縄だから、ではなくこれが日常の影に隠れた本当の日本の姿なのかもしれません。



さよなら沖縄また来ます


ぎりぎりアウトのちんすこう

あ、私今回お土産はあまり買いませんでした。
唯一ちゃんと買ったのは、その筋の人にはお馴染みの「もえちん」。

元上司が勤めています某アニメ学校にお持ちいたしました。
皆さん楽しんでいただけたなら幸いです(笑)。

さぁ、これで沖縄紀行シリーズ終了でございます。
最後までお付き合いありがとうございました。



2012年7月7日土曜日

沖縄紀行#5 "抱瓶(だちびん)〜沖縄の夜は更け"

泡盛をちびりちびりと

沖縄紀行も5回目、ようやく沖縄料理の話にたどり着くことが出来ました。

今回訪れたのは友人のQ氏の義妹さん(沖縄在住)から教えて頂いた、沖縄料理の「だちびん(抱瓶)」さんです。

抱瓶(だちびん)

古民家を改造した店内は雰囲気たっぷり

何は無くともオリオンビール

沖縄といえばオリオンビール。TVでもオリオンビールのCMが頻繁に流れています。想像と違っていたのは、地ビール的な会社では無く、キリンや朝日のような本州のナショナルブランドと同じ規模のビール会社という事。ラインナップも第三のビールからあるんですね。


ジーマミー豆腐

ジーマミー豆腐は胡麻豆腐のゴマがピーナッツに変わったもの…と考えて頂いたら味が想像できるかな?胡麻豆腐よりもあっさりしていてお子様でも美味しく頂けると思います。甘いタレが合いますよ。

ポーク玉子

しっかり焼いた玉子焼きとスパムのポーク玉子はジャンキーなテイスト。冷たいオリオンビールとポーク玉子なんて夏場にはぴったりでは無いですか?

沖縄といえば泡盛だ

さて、喉も湿ってきたところで泡盛でしょう。泡盛というとロックというイメージがあったんですが、どうも現地では薄く水割りでちょっとずつ飲むもののようですよ。泡盛を注文すると、ご覧の水割りセットで出てきます。ちなみに「抱瓶(だちびん)」とは上の写真左上の陶器製の泡盛入れの事なんです。

海ぶどう

海ぶどうについては全く興味がそそられず、沖縄に来てもまず食べないな…なんて思っていたんですけど、美味しいよこれ!!プチプチしてるだけでは無く中身はじゅんさいのようにトロりとしてるんです。

おなじみゴーヤチャンプルー

家で作るゴーヤチャンプルーと一番違う事、それは豆腐です。沖縄では木綿よりもしっかり固い「島豆腐」が使われます。味もしっかりで食べごたえもあって美味しんですよ。

てびち

これは「てびち」…つまり豚足です。良く煮込まれていてトロットロ!!
優しい味付けが嬉しい。

ごちそうさまでした


あ〜美味しかった!!
沖縄料理は好きずきあるみたいで、僕自身あんまり期待していなかったんですよ。でも僕たち夫婦にはバッチリ合ったみたいで夫婦で沖縄料理が大好きになりました。ゴーヤチャンプルやポーク玉子なんかは自宅でも良く作るようになりましたしね。


お店の場所はゆいレール「美栄駅」の近く国際通りからは少しはずれているので落ち着いた感じもいいですね。


実はこちらの抱瓶さんは東京の高円寺が本店なんです。沖縄の方が東京の沖縄料理店の老舗として成功して、凱旋して開いたお店なんだとか。東京にお住まいの方は本店の方にも脚を運ばれてもいいかもしれません。私も次の上京では行くつもりです。




実はこの店を教えてくれたQ氏の義妹さんは「琉球ぴらす」という那覇のTシャツ&雑貨ショップのスタッフさんなのです。私もお店を訪れましたが、いわゆるお土産Tシャツでは無く、センスの良いオシャレなアイテムがいっぱい!!私もTシャツを購入して愛用しています。各地の沖縄物産展にも良く出店しているので一度チェックしてみてね!!










2012年7月5日木曜日

沖縄紀行#4 "模型店みぶろやさん"

「あの包装紙入荷しました」


もう沖縄に行ってからかれこれ3ヶ月近く経つんですが、
ようやく続きを書きたいとおもいます(;´∀`)。

さて、今回のご紹介はプラモデルのお店『みぶろやさん』です。


よりにもよって、沖縄くんだり来て模型屋さんに行かなくても…なんて思うんですが、好きなんだから仕方ない。このお店は村生えでぃ氏(この人はとかく出張が多い)の紹介です。

このお店はゆいれーる(モノレール)の牧志駅の近くのビルの一室にあります。アクセスばっちりなので那覇観光のコースに入れるといいですよ。


店舗はあまり広くありませんが、アイテムのセレクトが絶妙!!
モデラーならうならされると思いますよ。


例えば消耗品の棚ひとつ見ても、少量多品種の品揃え。


模型もスケールからキャラまでセレクトが実に上手く、
もちろんマシーネンもバッチリ揃っています。


そして展示スペースもあり、モデラーのコミュニケーションスペースとしても楽しい場所ですよね。マシーネンの作品は、THATのReeさんのだ!!


「プラスティックの素晴らしさを知ってるから…
      レジ袋の代わりに昔懐かしい"ハラマキ包装を復活させました"

これには感動しちゃいました!!
子供の頃模型屋に通っていた頃のワクワク感が蘇ってきます。
店長さんのお話によると、現行のタミヤの包装紙は白地にタミヤロゴのものらしく、青地にMMアイテムがシルエットのものは関東の老舗模型店ピンバイスさんからデッドストックを譲って頂いたものらしいのです。ちょっといい話だなぁ…。

店長さん、人柄の良い方でした

マニアックなものから初心者向けまで、それまで興味がなかったジャンルにも手を出したくなる、そんなお店です。那覇旅行の時には是非立ち寄ってみて下さい。

〒902-0067
沖縄県那覇市安里1-1-58光生ビル2F

営業時間
平日(火~金) 15:00~22:05
土日祝日    10:00~20:05
定休日     月曜日
※月曜祝日の場合もお休み




ちょうどお昼時だったので、みぶろやさんの店長さんに
近くのステーキ屋さんを紹介してもらいました。
う〜ん美味しかった!!

2012年7月1日日曜日

ある23枚のスチール

マタンゴを演出中の本多猪四郎監督

僕の交友関係は大きく3つ。「本業のゲーム関係」「モデラー関係」そして「サブカルチャー関係」です。そのサブカル関係の交流会の一つに「聖会」があります。聖会は宇宙船の構成者として知られる聖咲奇氏を囲む集まりで、何てことはない大阪のマニアが集まって他愛もない話題で2〜3時間ばかり盛り上がるとそれだけの会です。ただし、集まるメンバーは関西でも特濃のマニアたちでありまして、私など聖会に行く度に「ああ…この人達に比べると自分はボルビックかエビアンかというくらいに薄い人間だな」と自分のまともさに安心するのであります。


さて、先月はその聖会大阪分会(東京の聖さん抜きで大阪メンバーのみでの集まり)で、こんな物を入手いたしました。



そう、昭和特撮映画の名作「マタンゴ」のスチール23枚です。私はそこまで特撮マニアでは無いという事もあるとは思いますが、これだけの数のマタンゴのスチールはちょっと見たことがありません。


これを聖会当日に持参されたのは、ファンゴリア日本版の元編集長としても知られる日本のモンスター研究の第一人者石田一さん。詳しくは聞いてないんですが、記事を書く上で入手されたもののようです。「みんなで好きなの持って行きなよ」と言われたものの、バラバラでも貰っても逆に価値が無いものですし、みんなで相談して私の方でお預かりした次第。特撮書籍は数多くありますけど、これだけ一度にマタンゴのスチールが集まる事は無いでしょうね。眼福でありました。あ、もちろんこれらは原盤ではありませんよ。

劇中ではわかりにくいマタンゴのディテールが確認できる。

これらのスチールを見ていて思い出すのが、談話室オヤカタ池田憲章さんが語った特撮研究家竹内博さんの思い出です。竹内博さんは版権元から借りたポジフィルムを私費を投じてデュープ(フィルムの複製)していたそうです。デュープ代も安くありませんから、大変な出費だったのではないでしょうか。憲章さんが竹内さんになぜデュープを取るのかと聞くと、こういったフィルムの管理は甘くこの先紛失してしまう可能性があるからだ…と答えたそうです。マンガの原稿ですら紛失事件は後をたたないくらいですから、出版社に貸し出すうちに原盤が紛失なんて事は多いのでしょう。かつて円谷プロに在籍していた事もある竹内さんだけに説得力のある言葉です。

もちろん失われていくのはスチール写真だけでは無く、場所を取るミニチュアやヌイグルミだって同じ事なのは言うまでもありません。そんな失われていく昭和特撮という文化遺産を残そうと、今月から素晴らしい美術展が開催されます。


庵野秀明監督による特撮博物館。7月10日より東京都現代博物館にて開催。