無事に新しい職場が決まり(またゲーム屋です)、三ヶ月に及ぶ放蕩生活を終わらせることになりました。
仕事が始まると、なかなか時間が作れなくなりますので、今のうちに行きたい所に行かないとね…っと7/12(木)〜13(金)とジオラマ作家の荒川直人さんの個展と東京都現代美術館で開催されている庵野秀明館長特撮博物館に行って参りました。
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WildRiver荒川直人ジオラマ作品展
最終日7月12日(木)16:00頃に会場に到着。
平日なのにお客さんは多く、18:00頃からは会社帰りのサラリーマンの方々が次々に来場、閉会のギリギリまで人がごった返していました。
今回の作品展、流石は荒川さん。ライティングが凄く練りこまれているんですよ。写真が下手くそな私でもこのかっこ良さですから。
荒川さんと言えば通称ジャングルマスター。
この作品で透明粘土の「すけるくん」買いに行った人も多いでしょ?
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荒川さんの作品の多くは、二冊の作品集に収められているのですが、氏の作風「円形劇場」はその名の通り視点を360度回すことによって得られるダイナミックなレイアウトの変化が見所です。だから実物で見る事が出来る今回の展示会はまさにファン待望なのでありました。
これまでも、静岡のホビーショウでの展示やショップのショーケースで見る機会はあったわけなんですが、今回はいろんな視点で楽しむことが出来るように作品レイアウトも練りこまれており、モノによっては回転台の上に設置され、来場者が自由に廻して見ることが出来るようになっていました。
このように、360度いろんな箇所に作品を見るポイントが仕込まれていて、様々なドラマが目の前に現れます。どこかテーマパークのような作風でもありますね。
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このジオラマは伊500のドックジオラマなんですが、立体構成が凄く巧み。
クレーンの配置が生む空間構成
巧みに仕込まれた「遠景」と「近景」
作業船の波しぶきによる動きの表現、切り取られた時間。
実は横からは海底が見えるんですよ。艦船に興味が無い人でも「あ、おもしろい!!」って思わせる仕掛けがいっぱいなんです。
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今回ショックだったのは、「クリーチャー造形家」としての荒川さんの一面でした。ジオラマビルダーとしての凄さは重々承知していただけに、驚きでした。
スカルピーの地色を活かした透明感のある仕上がり
実にシャープなディテール。
荒川さんはカバージャンルが本当に広くて、スケールものからアニメメカ、果てはゾイドに武装神姫までですからね。ジャンルモデラーがある種持ってるコンプレックスや他ジャンルへの偏見が全く無いんですよ。
それにしても、個展に向けての荒川さんの自分と周りを盛り上げていくエネルギーは本当に凄いですね。会場でもひっきりなしに声をかけて、作品の解説をされていました。僕みたいな人にも声をかけてくれますから。展示会っていうパッケージ含めて尊敬出来る人だなって思います。
あ、そうそう。荒川さん今度のMa.K.関東展示会には新作出してくださいね〜。新作楽しみにしております(笑)。
作品を覗きこむためにしゃがむ人々…
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私がスタッフとして参加しています、Ma.K.神戸展示会の公式ブログhttp://kobetenjikai.blog.fc2.com/がスタート。
開催日は12/23〜24の予定。詳しくはリンクを参照してくださいませ。
http://kobetenjikai.blog.fc2.com/http://kobetenjikai.blog.fc2.com/
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